コラム

 公開日: 2018-06-01 

生前整理の意味とは?いつからすべきか?

「終活」という言葉とともに「生前整理」という言葉もよく聞かれるようになりました。その意味や始めるべき時について考えてみましょう。

生前整理の意味

生前整理には二つの意味があります。一つは、遺族に大量の遺品を残し、その整理で面倒をかけないようにすること。

そしてもう一つは、不要なものは整理して、自分の暮らしを必要なものだけに囲まれた、シンプルなものにすることです。

いずれにしても、生前整理をすませた方がおっしゃるのは、「こんなにモノがあるとはおもわなかった」ということ。そして、「気持ちがすっきりした」ということです。

よく、高齢の方はモノを大切にする気持ちが強いため、なかなかモノを捨てられない。そのために不要なものが山のように溜まってしまう、と言われます。

確かにそうした面もあると思いますが、人が長く生きていればモノが多くなるのは当たり前とも言えます。モノを大切にすることが悪いとは少しも思いませんし、息子さん娘さんが小学生だった頃に使ったモノを大切にとっておく気持ちを責める気にもなれません。

しかし、生前整理をなさったご高齢の方がおっしゃるのは、やはり、「こんなにモノがあるとはおもわなかった」「気持ちがすっきりした」ということなのです。

それから、生前整理をして不要なものを整理すると「家の中が広くなったように感じる」とおっしゃる方も少なくありません。

モノでいっぱいだった押入れがすっきりする、服で一杯だったタンスがすっきりするというだけでなく、家全体がすっきりして広くなったように感じられるようです。そして、そうした感覚は「すっきりとした、気持ちにゆとりのある生活」ということにつながっているようです。

生前整理はいつ開始すべきか

生前整理はモノを実際に整理するだけではありません。たとえば、海外旅行で購入された食器があったとします。それを「この食器はあの子に残してやろう」と考え、そのことをノートに書いておく。これも重要な生前整理です。
「本はすべて処分してもよい」と書いておく、これも生前整理です。

こうしておくだけで遺された家族がその食器をどうするか、本をどうするかで悩むことがなくなります。つまり、遺品となるモノをどう処理してほしいか、自分の意思を遺族に伝わるようにしておくことは大事な生前整理なのです。

書き残すものはノートでも日記帳でも、あるいはメモ用紙でもかまいません。遺族が後で見ることができるようにしておくことが大切です。こうした意味から言えば「これはこうしてほしい」と思った時が生前整理の時と言えるでしょう。

しかし、モノの整理は少し事情が違います。モノを整理するには体力がいります。
また、モノの整理の第一歩は、要るものと要らないものを分けることですが、それには気力が必要なのです。

実際、不要と決めた服をひとまとめにするにも体力が要ります。押入れのモノを引き出して要るもの要らないものに仕分けるのも一苦労です。そのため、体力、気力があるうちに生前整理を始めることをおすすめします。

とは言え、「整理しなければならないモノの多さを考えただけで、気持ちがしぼんでしまう」という方もいるでしょう。そうした際、整理業者に依頼する方法があります。

私たち「やる気グループ」は生前整理の経験が豊富です。
私たちのすすめ方の基本は、ご依頼主の気持ちに沿うことです。たとえば、ご依頼主が要・不要に迷われる場合、常にそのご意向を確かめた上で整理にあたっています。

また一度不要と決められたモノも、整理中に「やっぱり残しておきたい」となることもあります。そうした際もすべてご依頼主の意向に沿ってすすめます。

そうしているうちに、ご依頼主がどのような整理を望んでいるかが理解でき、ご依頼主と一緒に生前整理を進めるということになります。

遺品整理は大変

「グッドエイジャー賞」という賞をご存知でしょうか。日本メンズファッション協会が主催している「新しい生活感性とアクティブな熟年世代の生き方をめざす著名人」に贈られる賞です。

この賞を贈られた俳優の高橋英樹さんが授賞式で行ったスピーチが話題になりました。というのも、生前整理にかけた期間が3カ月、そして、その量は33トン! あまりの量に呆然としてしまいます。

しかし、普通の遺品整理でも2トントラックが何台も必要になることはよくあることです。遺品整理のモノの量は実際、大量なのです。生前整理をすることでその量を減らしておくことは、やはり大切なことです。

遺品整理で特に大変なのが、処分していいかどうか分からないモノの扱い方です。
生前整理において自分の意思を明確に「これはこうしてほしい」と示しておけば遺族が悩むことがなくなります。

遺品整理を経験なさった多くの方が「自分の子供たちにはこんな苦労はさせたくない」と思われるようです。早い段階から生前整理を始めることをおすすめします。

この記事を書いたプロ

やる気グループ [ホームページ]

遺品整理士 木村一志

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