コラム

 公開日: 2016-10-24  最終更新日: 2016-11-02

住宅ローンのご相談例(40代夫婦・お子さんお二人)

住宅ローンを返済している子育て世代の方からの相談は比較的多いのですが、今回はそんなご夫妻の実際の相談事例をご紹介いたします。

家族構成は会社員の41才のお父さん、現在はパートで働いている38才のお母さん、小学校2年生の長女、年長組の長男の4人です。長女が生まれたことに合わせて、マンションを購入して家族4人で暮らしています。

今回の相談で主に気になっているのは主に二つ。

一つ目は最近住宅ローン金利が下がっているようなので、住宅ローンの見直した方がいいかどうか。
二つ目はこども達の将来の教育費の準備や退職に向けて貯蓄を殖やしたい。

このようにマイホームを購入してから子供が成長し、住宅ローン控除の適用期間の終わりが近づいてきている中で、思うようにローン返済が進まない、貯蓄が殖えないという悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

このご夫妻は、現在変動金利の住宅ローンがあるほかにはカーローンなどはなく、貯蓄が500万円ほどあり、退職金は500万円くらい期待できるが、企業型確定拠出年金制度を導入しているとのことです。
その他に2人のお子さんに満期金が100万円の学資保険に加入しています。

学資保険などで計画的に資金準備をしていることは大切なことです。しかしご夫妻はこれだけでは教育費が足りないので、もっと貯蓄を殖やしておきたいと考えています。その他の話を伺ったところ、ご夫妻ともに結婚する以前に、それぞれ生命保険に加入して、さらに結婚を機に追加で加入して、保障内容などがよくわからないまま過ごしてきたとおっしゃってました。

対策としては住宅ローンについては変動金利タイプからフラット35に変更しました。金利が低下しているので、現在の返済額とほぼ変わらない金額で返済でき、将来に向けて返済額が上昇することを避けることができます。将来金利が上がらないということは、お子さんたちが大学に進学した時点で、住宅ローンの金利が上がらない安心を手にできるからです。

フラット35の場合団体信用生命保険については任意加入になりますので、ご主人が障害状態や介護状態になった時にも保障があるタイプの収入保障型の生命保険に加入しました。新たに保険料が発生するのですが、以前から加入していた生命保険を見直すことで、支払保険料は以前より軽減することができました。

また、奥様も大きな死亡保障のある生命保険に加入していたままだったので、死亡保障を減らし、特約だった医療保障から終身保障の医療保険に見直しました。

生命保険の見直しの際には、ご主人の勤務先の健康保険組合の付加給付があること確認したり、勤務先のグループ保険などを活用することで、自分自身で準備しなければならない保障内容をご説明しました。今までこのような説明を聞いたことがなかったということで、喜んでいただきました。

その他の対策として、奥様を被保険者とした定額の個人年金に加入していただきました。定期的な積み立てで奥様のセカンドライフの資金準備ができることが目的ですが、ご主人の個人年金保険料控除を利用することができるからです。住宅ローン控除が終了した後は生命保険料控除などを上手に活用して貯蓄することも効果があります。

また、確定拠出年金は運用についてよくわからず、元本保証の預金タイプのもので運用しているとのいうことでしたので、これから運用のことについても理解していただくためにも、お子様たちの教育費の準備や住宅ローンの繰り上げ返済の準備のためにも、NISA(少額投資非課税制度)を活用して投資信託などで、中長期的な積み立てを行っていくことも始めました。当初は資産運用についてのリスクについて気にされていましたが、3回、4回と面談を重ねるごとに、リスクの要因やそれを避けるために必要なことを丁寧にご案内いたしました。

始めてお目にかかってから4か月ほどかけて話を重ね、問題点を整理して、必要な対策は何かを理解していただき、住宅ローン、生命保険、資産運用などの手続きを行っていただきました。なお余談ですが、奥様は以前からNISAについて気になっていたけど、始めるきっかけがなかったということで、これを機会にへそくりとして貯めていた預金の一部で運用を始めることになりました。もう少しお子様が成長したら働き方を変えて、積立ても始めたいと期待されています。

これからは約半年に1回くらいのペースでお目にかかりながら、ご家族の生活の変化の確認や運用状況の報告を行っていく予定です。

(文責:泊瀬川 俊彦)

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