コラム

 公開日: 2017-11-07 

中足骨骨頭部痛(ちゅうそつこつこっとうぶつう)と角質やタコ、魚の目の形成 その2

靴紐って何のためにあるのでしょうか?
それは、靴を履いて歩いたり運動する際に足と靴の一体性を高め、足の運動機能を妨げないようにするための調整機能です。
しかし、その調整機能を使って靴を履かれているという方は意外に少ないのが現実ではないでしょうか?


例えば、日本の伝統的なウォーキングサンダル?である草鞋は、下駄や突っ掛けと違ってアキレス腱のやや下から踵裏を通って足裏の足指の付け根の先までを保護します。
そして、鼻緒から甲を通ってクロスした紐を足首の所で結んで調整する事で、足と履物の一体性を高めるようになっています。


足袋のつま先を草鞋の先から出して履いて歩くのですが、足本来の運動機能を妨げる事無く必要最低限のサポートをする履物になっています。
また、使い捨てが前提の履物なので、ある程度使ったら懐などに携帯していた新しい草鞋を取り出し、履き替えていました。
日本の伝統的な生活様式の一つでもある「結ぶ」という行為は、草鞋や着物や物を包んで運ぶ風呂敷やしめ縄などに至るまで、とても深く日常生活に密着していたのです。

欧米とは違う履物文化を持っていた日本ですが、欧米から入ってきた靴という履物が日本人の生活の中に定着し始めてから100年以上が経過しました。
けれども、未だに靴の正しい扱い方が定着していないのはどうしてなのでしょうか?
これだけ健康に対する関心が高いのに、足の健康のために正しく靴を選んだり履いたりする事が基本的な生活習慣として確立しないのは、どうしてなのでしょうか?

伝統的に足指を開放する履物を履いて、足腰が強かった筈の日本人。
しかし、最近では子供の足の浮指が指摘されたり、高齢者の寝たきりや介護が大問題になったりと足腰が脆弱になってきた要因の一つが、正しい靴の選び方や履き方が定着していない事にあるような気がしてなりません。

タイトルに掲げた中足骨骨頭部痛(ちゅうそつこつこっとうぶつう)と角質やタコ、魚の目が形成される原因は「足の横アーチ」の低下です。
「足の横アーチ」は、足指が踏ん張る筋力によって維持形成されていますが、その筋力が低下するとアーチ構造を維持する事が出来なくなって扁平になり「開張足」になってしまいます。
そして、「足の横アーチ」を維持する筋力は多くの場合、靴や靴の履き方や歩き方などの生活習慣の影響により低下してしまうのです。
つまり、靴先で足指の動きを束縛し続けると、足指で踏ん張る筋力が低下して「足の横アーチ」を維持する力を失い、その結果「足の横アーチ」が扁平になって「開張足」に至るのですから、靴先で足指の動きを束縛してしまうような靴の選び方や靴の履き方こそを見直すべきだと思うのです。

つづく

コラム一覧 http://mbp-kanagawa.com/robinfoot/column/
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
yahoo知恵袋 http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_fhviq
JIJICO記事一覧 http://jijico.mbp-japan.com/author/ogurokenji
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro
Facebook https://www.facebook.com/robinfoot.nagatsuta.home/
youtube https://www.youtube.com/channel/UC1XqTDECXxpVF1oI4rNwjsg

この記事を書いたプロ

有限会社ロビンフット [ホームページ]

シューフィッター 小黒健二

神奈川県横浜市緑区長津田4-2-17 [地図]
TEL:045-989-4807

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
お客様の声
今年の私のサンタさんへ

11月14日に靴を購入した者です。その際には、いろいろありがとうございました。出掛ける時は、いつもこの靴です。今年は一段と美しい紅葉を眺めて、前には考えられな...

サービス・商品

 
このプロの紹介記事
主役は“足”。靴は足を守るための道具

ドイツ整形靴技術+健康靴で、 足の骨格のゆがみ・痛みを改善し、足の健康を守る(1/3)

 「靴っていうのは、足を守るための道具なんですよ」と語るのは、足と靴の相談室・有限会社ロビンフットを経営する小黒健二さん。店内には、日本人の足を考え、解剖学・医学的根拠に基づいて開発された健康靴が並びます。 顧客の大半は50歳代以上の女性...

小黒健二プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

足の痛みの原因を分かり易く解説。テストシューズの体験で納得。

会社名 : 有限会社ロビンフット
住所 : 神奈川県横浜市緑区長津田4-2-17 [地図]
TEL : 045-989-4807

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

045-989-4807

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小黒健二(おぐろけんじ)

有限会社ロビンフット

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
「足と靴の相談室ロビンフット長津田」を動画でご紹介します

「足と靴の相談室」とは、どんな事をしているのかを動画でご紹介します。ドイツ整形外科靴技術に基づく「足の...

[ 足と靴 ]

足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
イメージ

「素敵なパンプスが履きたい!」と思いながらも、足の痛みに悩み続けて未だに願いが叶わないという30代前半のキ...

[ 足と靴 ]

外反母趾からリウマチ足まで「整形靴技術」で足をサポート
イメージ

 運動不足や病気や怪我が原因で足の筋力や機能が低下すると、体を支える土台である足骨格が不安定になり、足や足...

[ 足と靴 ]

日本初の保健・医療・福祉のための靴
イメージ

当相談室のオリジナル健康靴は「福祉の靴技術社」から供給されています。「福祉の靴技術社」は、NPO法人...

[ 足と靴 ]

健康靴の補正を動画でご紹介します

[ 足と靴 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ