コラム

 公開日: 2017-04-04 

外反母趾

外反母趾で悩まれる方は多いのですが、ネットでの様々な情報も含めて原因や対処に対する諸説が入り乱れ、混乱されている方も多いのではないでしょうか?
そこで、基本的な外反母趾の原因と対処のアドバイスをさせていただきます。


外反母趾の原因は、普段の「生活習慣」の中にも多く潜んでいます。
例えば、足に合わない靴を履き続けたり、歩くのを嫌がったり、運動不足気味だったり、逆にオーバーワークが重なったり、歩き方や靴の履き方によっても、外反母趾発症の原因になることがあります。

足に合わない靴とは、足の持っている自然な機能を制限して、足に掛かる荷重の負荷のバランスを損ない、地面からの衝撃の負担を大きくする靴です。
足は、足指の機能を束縛する靴や足の安定性を損なう靴によって、足の正常な役割を制限されたり足のアーチ構造が損なわれる事で本来の機能が発揮できなくなります。
特に親指は、歩いたり走ったりする際に地面を蹴り出して推進力を発揮するという重要な役割を担っていますので、負担が集中する傾向があるのです。

ですから、外反母趾発症の原因になる足指を動かすための筋力の働きを制限してしまうような靴や、足に掛かる荷重のバランスを不安定にするような靴を履き続ければ、外反母趾になる環境要因を取り除くことが出来ずに症状が悪化し続けてしまうのです。

外反母趾は足先の形状よりも靴のつま先が細い靴や脱いだり履いたりが簡単にできるスリップオンタイプの靴(ローファーなど)や踵を持ち上げてつま先に荷重を集めてしまうようなヒールの高い靴を履く機会が多い人ほど、発症のリスクが高くなります。

つまり、体のバランスを取るための足指本来の動きを束縛するようなつま先のデザインが足先よりもスリムな靴や足が靴先に突っ込んでしまい易いスリップオンタイプの靴、踵を持ち上げてつま先立ちの状態にして、足先や足指の付け根に荷重を集めてしまうヒールが高い靴等の影響で、親指の付け根と小指の付け根を結ぶ線上に形成されていた「足の横アーチ」という立体構造が潰れて足の横幅が広がってしまう「開張足」になり、それとは逆に細い靴先との組み合わせによって足指の先が窄められて、足指の付け根や指節関節を起点として指先が曲がり、角度が生じて関節が「くの字」に変形して、出っ張った親指の付け根や指節関節や指と指との押し競まんじゅう状態で指先が圧迫され、痛みを生じたり腫れたり角質やタコが形成されてしまうのです。

従って、普段履く靴が足の健康を損ねることがないように慎重に選択する事やTPOに合わせて「履き分ける」事が重要なのです。
また、靴をきちんと履く習慣や、正しい歩き方を身につけることが大事な予防習慣となるのです。

具体的には、足指の先から靴先の間に1cm程の余裕寸を確保できる適正サイズのウォーキングシューズを選択して、つま先の方から靴紐をしっかり締めて靴の中で足指の動きを促進する余裕寸が維持されるようにして履きましょう。
また、足のアーチ構造をサポートする健康靴やオーダーインソールを作って対処すれば、足本来のアーチ構造をサポートして足の機能が改善されます。

家の中では裸足で椅子に座り、床に広げたタオルを足指で左右交互に掴んで持ち上げては離すというタオル掴み運動をお試し下さい。
片足20回を1セットにして、1日3回程を続けてみて下さい。

また、正しい歩き方も身につけましょう。
股関節を起点とした脚の振り子運動を意識して、つま先を上げて自然にカカトから接地するようにして歩いて下さい。
カカトが接地する際には膝を真っすぐに伸ばしましょう。
視線は少し遠くに合わせるようにして背筋を伸ばしましょう。
腕を軽く振って歩くと、体が左右にブレずに安定して歩けます。

生活習慣を見直す事により、外反母趾の予防改善に繋がりますので、ぜひお試し下さい。

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