コラム

 公開日: 2014-02-12  最終更新日: 2015-10-14

【建設業と社会保険】「社会保険」、安くするには?

主に建設業を営まれる方のために、
「社会保険」とはどういうものなのか、ご説明しています。
今回は、費用(保険料)を安くする方法を考えてみます。

すぐにご相談されたい方はこちらをクリック

保険料=「給与やボーナス」×「保険料率」。ということは……

以前にもご説明したとおり、社会保険の保険料は:
「給与やボーナス」×「保険料率」
で算出します。

ということは、保険料を減らす方法は:
●「給与やボーナス」を減らす。
●「保険料率」を減らす。
の二通りある、ということになります。

ただし、後者の「保険料率」については、ほぼ全国共通となっており、
個別に料率を下げる手段は、ごく一部の例外を除き、ほとんどありません。
(“ごく一部の例外”は非常にハードルが高いです。関心のある方は個別にお問い合わせください)

そこで、残る方法は「給与やボーナスを減らす」ということになります。
こちらは、いくつか手段があります:

(1)計算に含める人数を減らす(一部の人を加入させない)。

以前にもご説明したとおり、社会保険には全員加入することが原則となっていますが、
加入しないでよい(または加入できない)ケースがあります。代表的なものは:

1.一人親方の場合
2.短時間勤務(パートタイマーや非常勤)の場合
3.ごく短期間、単発で雇う場合
4.法人成りせず、ごく小規模に営んでいる場合

これらに当てはまる人は、保険料の計算の対象から外れることになります。

【注】嘘はいけません。フルタイムの社員さんを「パートです」と偽ったりしないように!

詳しくご相談されたい方はこちらをクリック

(2)“給与でもボーナスでもないもの”として計上する。

回りくどい言い方ですが、要は、将来の「退職金」として積み立てる方法です。

会社がキャッシュで社員へ支給するものは、ほぼすべて、保険料の対象となるのですが、
「退職金」には、社会保険料が、かからないことになっています。

そこで、社員の皆さんにご了解いただいたうえで、
月々の給与やボーナスを少し下げて、その分を将来の退職金として積み立てておく、
という方法で、保険料の計算の対象となる額を減らすことが、考えられます。

ちなみに、「中退共」「建退共」「確定拠出年金」などの制度を使って、
退職金を社外に積み立てるようにすると、会社の経理上、損金として処理できるうえに、
建設業の「経営事項審査(経審)」で、ポイントがつきます。

詳しくご相談されたい方はこちらをクリック

(3)保険料の計算ルールの裏をかく。

健康保険と厚生年金の保険料は、実はけっこう粗い決め方がされていて、
例えば、「月給23万円以上25万円未満」の人の保険料は「月給24万円」として計算されます。

これらの独特な計算方法をふまえた上で、月給やボーナスの金額を決めると、
多少ですが、保険料の額を減らすことができるかもしれません。

詳しくご相談されたい方はこちらをクリック

(4)社員の皆さんの了解のもと、給与を下げる。

社員の皆さんの了解を得られそうであれば、
「まるまる16%を会社が負担するのは難しいので、給与を下げさせてほしい」
と、事情をご説明して理解を求める、という方法も、あり得るかもしれません。

私がご相談をお受けした会社の中に、給与の引き下げではないですが、
「例年の春の昇給を今年は見送る。その代わり、全員を社会保険に加入させる」
という決断をされた会社がありました。
なかなかスマートな落としどころだったかと思います。

詳しくご相談されたい方はこちらをクリック

===***===***===***===***===***===***===
西條(にしじょう)社会保険労務士事務所
神奈川県横浜市中区山下町276-5-910
JR線「石川町駅」から徒歩5分
Tel: 045-222-3817 Fax: 045-330-5458
===***===***===***===***===***===***===

この記事を書いたプロ

西條(にしじょう)社会保険労務士事務所 [ホームページ]

社会保険労務士 西條達

神奈川県横浜市中区山下町276-5-910 [地図]
TEL:045-222-3817

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス・業務のご案内
イメージ

報酬額は業務量・社員数などにより変動しますが、お見積りは無料で承りますので、お気軽にご相談ください。●社会保険・労働保険・給与計算のお手続き●人事・労務に関...

 
このプロの紹介記事
神奈川の社会保険労務士 西條達さん

企業・行政・労働者、すべてを総合した視点から、労使双方が納得できる雇い方・働き方をサポート(1/3)

 「丁寧に相談に乗ってくれる社会保険労務士(社労士)」。そう呼ばれて労使双方のお客さんから頼りにされている社労士さんが、横浜・元町にいます。2012年に西條社会保険労務士事務所を開いた西條達(にしじょう・とおる)さんです。「独立開業するまで...

西條達プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

事務所名 : 西條(にしじょう)社会保険労務士事務所
住所 : 神奈川県横浜市中区山下町276-5-910 [地図]
TEL : 045-222-3817

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

045-222-3817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

西條達(にしじょうとおる)

西條(にしじょう)社会保険労務士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
【派遣】特定派遣から許可制への移行条件、特例として「純資産500万」など

中小の派遣元のための暫定措置、ようやく案が出ました。すぐにご相談されたい方はこちらをクリック 派遣法...

[ 派遣 ]

【派遣】ついに成立しそうです。派遣法改正は9月30日施行予定

派遣法改正、ついに成立・施行となりそうです。すぐにご相談されたい方はこちらをクリック 派遣法改正案、...

[ 派遣 ]

【療養と仕事】「がんと仕事のQ&A」(改訂版)

独立行政法人 国立がん研究センターから、「がんと仕事のQ&A」第2版が、公開されました。タイトルの...

[ 療養と仕事 ]

【最低賃金】今日から「887円/時間」(神奈川県)です!
イメージ

10月1日、年度の下半期スタートの日でもありますが、本日付けで改定されるもののひとつに、こんなものがあります...

[ 労働基準あれこれ ]

【建設業と社会保険】ついに東京都庁が動き始めました

ついに東京都庁が動き始めたようです。 2016年(平成28年)、東京都庁への入札業者登録には社保加入が必須に。...

[ 建設業と社会保険 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ