コラム

 公開日: 2012-08-09  最終更新日: 2014-07-17

立ち上がり打設前のこだわり

なぜこれほど基礎工事の詳細にこだわるのかというと
建物で基本になる構造であり、後戻り出来ないから。
品質は施工業者だけでなく監理者もきちんと確認する重要性を感じています。
そのため今回も基礎工事にこだわります。

ベタ基礎のコンクリートは一般的に2回分かれます。
最初はベース部分、そして立ち上がり部分。

本当は一度に両方打てれば良いのですが
特殊なノウハウが必要なので
施工できる業者が少なかったりコストが高かったり。
それで一般的には2回に分けられます。

前回はベース部分の打設についてお知らせしましたが
今回は立ち上がり部分。

ベース部分を打った後の養生以外に気をつけるのはまず養生期間。
打設の翌日や翌々日に立ち上がり型枠作業を行っている現場が見受けられますが
そのような工事を指導する業者はNGです。
打設してしまえばわからないからか、なぜか工期優先の現場が多いようです。

養生期間は少なくとも2日半、出来れば3日を取るようにします。
強度が十分出るまでにそれだけ必要なので
その間に人が乗り込むのは良くないのは当然ですね。

その次に気をつけるのは打ち継ぎ部分の処理です。
前回の冠水養生の場合は浮遊物が打ち継ぎ部分に付着しますので
十分に取り除き、同時に表面を荒らしておくことも重要です。
これを目荒らしと言います。

立ち上がりコンクリートがベースに十分密着しなげればならないから。
これは冠水養生しない場合も同様。

ワイヤーブラシ

目荒らしはワイヤーブラシで行い
粉を取り除き準備します。

処理風景

設計者はデザインだけでなくこのような部分にもこだわりを
持つべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

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