‘元の家’のプロデューサー
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プロTOP:山本常美プロのご紹介
地元の木と漆喰(しっくい)で、昔ながらの家をつくる(1/3)

住む人にも、環境にもやさしい‘元の家’
愛甲郡愛川町の長閑な山あいに‘元(はじめ)の家’のモデルハウスは建っています。玄関を開けたとたん、ふわりと体を包むのは、木の香り。無垢材をふんだんに使った家は、ほっこりとして、なんとも心地がいい空間です。
「訪れた子どもたちは、みんな嬉しそうに駆け回っていきますよ」
そう言って、目を細めるのは、‘元の家’をプロデュースした民家工房・常栄の代表・山本常美さんです。
「構造に使う木材は、100%国産材。内外装には漆喰、断熱材には、調温性・調湿性に優れた天然の木質繊維、セルロースファイバーを使用しています。化学物質を含む工業製品は一切使っていません。‘元の家’は、日本の昔ながらの住まいなんです。夏は涼しく、冬は温か。住む人にやさしい家ですよ」
地元活性化のため、‘地産地消’を掲げ、国産材の中でも、神奈川県産のスギ・ヒノキなどを積極的に使っています。
「里山の木は、ある程度切って手入れをしていかないと、一本一本の木がやせ細って、良質な材木になりません。それに、地面に光が届かなくなり、草や雑木が育たず、地面が雨水を吸収しにくくなって、大雨が降ったときに地滑りが起こりやすくなるんですよ。近年、野生動物が里へ下りてきて、農作物を荒らしたりしていますが、それもエサの植物が育たなくなっていることも原因なんですよ」
地元に根ざした家づくりの良さを、子どもたちにも知ってもらいたいと、童話作家の山口タオさんと共作で、絵本『タヌキの恩返し』も制作しました。<次ページへ続く>
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