コラム

 公開日: 2018-03-18  最終更新日: 2018-03-23

多忙という後ろ姿❤良い子のさびしさ

多忙・・・「だって、忙しかったんだもん!」
忙しい!忙しい!と言われなくても、こどもは母親の忙しさを感じとっている。
洗濯、掃除、料理・・・それだけではない・・・なんだかわからないけど、後ろ姿から何かを感じているものだ。

私は、5人家族の中で育った。
父と母、姉と私。
そして父の姉。
父の姉は、障がい者だった。
母は、それを理解して嫁いできたのだ。

私は、伯母が大好きだった。
いつも遊んでくれた。みかんを剥いてくれた。お抹茶をたててくれた。小さなからだで、カスタードクリームを作ってくれた。
私にとって伯母の部屋が、唯一癒される場所だった。

だが、母にとっては多くのストレスの中の一つであったことに間違いはない。
幼心になんとなく母のストレス度が高いことを感じ取っていた。
口調であったり、表情であったり、台所での立ち姿であったり・・・
激しく叱られるかもしれないという緊張感だけでなく、母は忙しいのだから・・・と
なんとなく良い子でいようと思っていたのも確かだ。

私は、幼稚園の時、円形脱毛症になって家族を驚かせた。
扉に指を挟んだ時、その怪我した指をずっと隠して見せることができなかった。
小学校のとき、通学途中のバスの中や、朝礼などでは良くめまいがして倒れた。
保健室通いが続いた。
わざと擦り傷をつくっては、1日1回以上保健室に行かないと気がすまなかった。
お腹が痛いとウソをついて、忙しいとわかっているのに母親に迎えに来てもらったこともある。
苦い感情が今でもこみあげてくる。
年老いた母と、時折こんな話しをするのだが、今でも母は「忙しかったからねぇ。」と言う。

幼い時から、さまざまなメンタル不調が出ていたのは明らかなのだが、
大事に至らず生きてこられたのは、陰で伯母が支えてくれていたお陰なのだろう。

こんな経験を通して、自分の子育てを振り返ることがある。
母たるものは、どの時代でも忙しく、超がんばり屋だ!
そして、何を隠そう母は完璧ではない。

ある時「忙しいとは、心を亡くす・・・と書くんだよ。」と教わった。

子育て中、心を亡くしかけると、決まって子どもたちはサインを送ってきた。
ちょっと~!私のこと見ててよ~!かまってよ~!・・・と言わんばかりに、何かをやらかす(笑)

あぁ~
また来たか!と対応せざるを得なくなる。
二人いれば、二人ともが全く違う出し方をして困らせる。

甘えが原点の人間は、不安になると、どうも誤作動を起こすようだ(笑)

それにしても、子どもはスゴイ!
まるで、母親のストッパー役をかってでているようだ!

「ママ、心を亡くさないようにね。ちょっとゆっくりしようよ❤」
な~んて思っているかはわからないが・・・
子どもの愛の深さには脱帽である。

あれっ?
と思った出来事には、大切な気づきが隠れているものだ。

わが子から教わった大事な宝物である。


ピュアレースアート_14


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