コラム

 公開日: 2014-09-05 

距離感を養うには②

前回のコラムで、アプローチやパッティングの距離感を養うポイントをお伝えしたところ、多くの方からメールを頂戴しました。
まずは、そのうちの一通をご紹介します。

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小森先生の距離感のお話は納得です。
昔、私はアプローチとパットが得意?で、友達から「財産よ」と言われたことがありました。
それが、先生のおっしゃる自分なりの感覚で…。
しかし、キャディさんになまじ距離を言われたり、人様が振り幅の事を言っているのを小耳にはさみ、その事を考えたりすると失敗していました。
距離の事は自分の感覚だけで成功していました。
~以下略~
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せっかく潜在能力として持っている“距離感”が、距離をいわれたり振り幅のことをいわれたりすることで、発揮できなくなったということです。

「えっ!距離をいわれたらいけないの?」と、疑問に思われる人は少なくないと思います。
今回は、そのことをお話しいたします。

●なぜ距離感が発揮できるのか

まず、人はなぜ距離感を持っているのでしょうか?
それは人類が高度な文明を築く前、まだサルに近い存在だったころ、食糧となる獲物を捕まえるために、距離感は必須の能力だったと思われます。

そして人は、距離を認識するために必要な情報のほとんどを「視覚」によって得ています。
少々聞き慣れない言葉ですが、「探視力(たんしりょく)」という言葉があります。
探視力とは、目の前の空間を視覚情報によって正確に認知する能力です。

当然、この探視力にも個人差があります。
ゲームセンターにある「UFOキャッチャー」が得意な人は、この探視力に優れている人です。
正確に取りたい景品の真上にクレーンをセットできるからです。

プロ野球選手は、探視力が高いです。
届く範囲であれば、ほぼ正確に狙ったところにボールを投げることができます。
しかし、目隠しをした状態で、「△△メートル先にボールを投げて」といわれても、なかなか正確に投げることはできません。
なぜなら、目隠しをした状態では探視力を発揮できないからです。

●大切なことは「見る」こと

プロ野球選手は、そのターゲットを見ているからこそ探視力を発揮し、ターゲットに向かって正確にボールを投げることができのです。
UFOキャッチャーの達人も同じです。
「右端から□□センチ、手前から○○センチのところ」といわれても、目隠しをされた状態では上手く景品を取ることは出来ないでしょう。

大切なことは「見る」ことです。
探視力を発揮し、距離感をつかむのに「見る」という行為は必要不可欠なわけです。

一方、距離を数値で認識すると、探視力は存分に発揮できなくなります。
なぜなら、脳の中で数値を認識する領域と、視覚で得られた情報を空間として認識する領域は異なり、その両方を同時に働かせることは難しいからです。

探視力が発揮できないような、遠いところからグリーンを狙う場合は、距離の「数値情報」は有効です。
しかし、グリーン上でのパッティング、あるいはグリーンから少しこぼれたところからピンに寄せようとするショートアプローチの場合は、十分探視力が発揮できます。
そのような場合は、数値云々ではなく、ターゲットを良く見て、自分の感覚を信じて打つようにしてください。

きっと、ご自身の素晴らしい距離感を、発揮することができるでしょう!

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