コラム

 公開日: 2016-05-18  最終更新日: 2016-06-09

人気の芝。雑草処理や消毒肥料など管理方法

手間はかかるのに人気の芝


それでも、ある一定のスペースに開放感を感じられる綺麗な芝生は人気ですね。
芝生をキレイに維持するにはどうしたらいいでしょうか。
様々なことが挙げられます。

主に高麗芝を施工します。 
【アドバイス】
〈芝生の基本的性質〉
芝生の生育に絶対に欠かせないのが日当たりと水はけです。
日照時間としては最低1日5時間はほしいところです。日当たりが悪いところは芝生には向きません。
できるかぎり日当たりの良い環境で育てて下さい。
また、日光を遮る 高木や生垣などは剪定して日光を遮らないようにするか短くして維持して下さい。

次に水はけです。芝生は過湿を嫌います。雨の上がったあと水溜りができてしまうような場所は芝生には不向きです。
このような場所に芝生を張る場合は土壌改良の必要があります。

芝生の根は20~30cm位下まで伸びますので、できれば20cmくらいは水はけの良い土壌に改良して下さい。
〈芝刈り〉
生育期(4月~10月)にこまめに芝刈りをするのが芝生をきれいに保つコツです。
伸びすぎた芝生を一気に刈ると芝生が痛みます。
芝生の栄養分は芝の先端にあるためです。
芝生の刈る高さはできれば1.5cm~2cmにしたいところですがこれを維持するのはなかなか難しいので3cm位に刈るようにしましょう。
刈る目安としては4~5cmになったときにです。
これ以上伸ばしてから刈ると芝生が弱ってしまう場合があります。

万が一伸びすぎた芝生を刈る場合は1度に刈るのでなく日にちを開けて数回に分けて目標の刈り込み高まで刈るようにして下さい。
芝刈りの後は芝生の刈りかす(サッチ)を熊手などできれいに除去しましょう。
これが残っていると根元まで日が当たらない のと芝生が蒸れて痛んでしまうからです。
〈水遣り〉
芝生は比較的乾燥に強い植物ですが春から秋にかけては水遣りを行います。
水不足になると弱ってしまい病気にも なりやすくなります。芝生を踏んで倒れた芝生が起き上がらない状態だと水不足気味です。
春・秋は5日~1週間に1回、夏には1~2日に1回を目安に水遣りを行って下さい。
水遣りは回数を少なく1度にたっぷりと 行います。
表面を濡らす程度だとすぐに蒸発してしまい、地表付近にしか根が張らなくなりますので乾燥に弱い芝生に なってしまします。
冬季は基本的には水遣りが不要ですが2週間以上晴天が続くようであれば軽く水遣りを行って下さい。
水遣りの時間は朝が基本です。植物は日光が当たり始めると光合成を行い、水を吸い上げます。
この時の水切れは 禁物です。
また夏季には猛暑になると夜になっても地表の温度が下がらず、このような時期は昼間に水遣りを行うと葉についた水滴がレンズ状になり葉を傷めたり、散布した水が地表の温度でお湯になり、芝生が蒸れてしまいます。

夕方以降の水遣りは高温多湿の状態が長く続くため、病気になりやすい環境を作ってしまいます。水遣りは遅くても午前10時くらいまでには行って下さい。
〈除草〉
芝生の管理で手間がかかる作業の一つが除草です。除草をしないで放置していると手がつけられない状況になってしまうのでこまめにコツコツと除草を行うのが良いでしょう。基本的には雑草が大きくなる前に抜き取るようにして下さい。

大きくなりすぎると広範囲に根を張ってしまい、除去するのに大変な労力が必要となってしまいますし、成長すると種子を付けてしまい、さらに雑草が広がってしまいます。また、施肥を行う前は必ず除草作業を行って下さい。

雑草にも肥料を与える事になってしまいます。基本的な除草作業の手順はまず、大きな雑草やロゼット状(地表で平らに広がっている葉の状況)の雑草を手除草(除草フォークや鎌などを使用)で抜き取ります(できる限り手除草を行う)。

その後、取りきれない雑草は芝刈機で 芝生と一緒に刈って下さい。
それでも雑草が残る場合は芝生専用の除草剤を散布します。
除草剤の散布は芝生が 弱っている時や芝張りして間もない時、また春先の芽だしの時期は避けて下さい。芝生が痛んでしまいます。
〈施肥〉
芝生の成長期に適量を施します。
目安としては月に1回、芝刈りを行った後、芝生の刈りかす(サッチ)を取り除いた あとに行って下さい。
肥料の種類は有機肥料、化成肥料、液肥など様々ありますが、施肥の散布量は肥料(商品)によって異なりますので商品説明などで確認して下さい。

施肥のコツとしてはムラのないように均一に施す事と、 粒状の肥料は芝生の中まで入り込みやすいように細かいものを選ぶようにして下さい。

ホームセンターや園芸店などで”芝生用肥料”と表示がありますのでそれを使用するか化成肥料であれば粒の細かいものを1㎡当たり30g程度(撒きすぎは肥料やけを起す場合があります)使用して下さい。
〈目土入れ〉
芝生の上から新しい土をかける作業が”目土入れ”になります。
目土入れの目的は、

1.でき上がったほふく茎や根を 押えて土に密着させることにより発根を促進すること、
2.痛んだ茎や葉の保護、
3.芝生の凸凹の修正です。 目土入れは芝刈り後、芝生の刈りかす(サッチ)を除去し、エアレーションを行った後に行うと効果的です。
目土の量は芝生の葉先が隠れない程度(厚さ3~5mmくらい)に、土をすり込むように均一に行います。
このときに芝生の低いところは多めにして凸凹を修正します。 最後に水遣りをして土を落ち着かせて完了です。
目土は黒土もしくは市販されている芝生用の目土が良いでしょう。
また、肥料入りの目土もありますのでそれを使用 すれば施肥作業の手間が省くことができます。
〈エアレーション〉
エアレーションとは芝生の土壌に穴を開けて通気性と透水性を改善し、芝生の発根を促す作業です。
ホームセンターや園芸店などで市販されているローンスパイクを使用すると良いでしょう。
芝生は年月が経つにつれて根が伸びて絡み合い、踏まれることによって土壌も固くなってきます。

このようになると 通気性・透水性が悪くなり、芝生の成長を抑制することになります。 そこでこのエアレーションを行うことにより、芝生の成長を助けます。
エアレーションの行う時期は芝生の成長期であればいつでも可能ですが、目土入れの作業と一緒 に行うと良いでしょう。
〈病害虫対策〉
病害虫対策として第一は健康で強靭な芝生をつくることです。
健康な芝生は病害虫にも強いです。
まずは健康な芝生をつくることを心がけましょう。
しかし、目に見える被害がある場合は薬剤による治療が必要になります。
予防的に薬剤を散布する必要はありません。
かえって、いざ治療をするとなった時に効き目が薄れてしまったり、弱い芝生をつくることになってしまいます。参考までにいくつかの薬剤を紹介します。

種類 商品名 対応病害虫
殺菌剤 ロブラール水和剤 ブラウンパッチ、ラージパッチ、ダラースポット、
ヘルミントソフポリウム
ホーマイ水和剤 ブラウンパッチ、ヘルミントスポリウム、春はげ病
オーソサイド水和剤 ブラウンパッチ、赤焼病
殺虫剤 スミチオン乳剤 コガネムシ、シバツトガ、スジキリヨトウ、シバオサゾウムシ

散布量等は薬剤によって異なりますので各商品の使用量説明をよく読んでご使用下さい。
〈芝張り〉
芝張り時期は大きく分けて年に2回、春と秋になります。
夏季にも芝生はありますが猛暑の芝張りはあまりお勧めできません。
冬季は芝生(高麗芝)の流通がなくなり、芝張り時期にも適していません。

芝張りを行う前にその施工場所が芝生に適した環境(日当たり、水はけなど)かよく見定めてから作業して下さい。
環境が悪いときれいな芝生にならなかったり、最悪の場合は枯れてしまいます。

弊社では、お客様のお庭や植木をじかに確認の上、お客様のご要望に最も適したお手入れを提案させていただきます。
神奈川県周辺の庭のお手入れ造園、緑地管理は是非(有)藤美園へご相談ください。

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安藤和史

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TEL:080-7813-1234

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