コラム

2016-01-27

これからの「介護」を考えておられる方へ。②生命保険会社の介護保険

こんばんは。ファイナンシャルプランナーの長谷川 泰且です。
1月22日に、「公的介護保険を利用する流れ」についてコラムしました。今回は、公的介護保険に加えて民間の介護保険を選ぶポイントについてコラムします。具体的には「生命保険会社の介護保険」についてです。
私自身、外資系保険会社の勤務経験がありますが、一口に「介護保険」と言っても保険会社ごと、また保険商品ごとにその内容は全く異なります。また、単独の「介護保険」として独立して販売されているものもあれば、一般の死亡保険や医療保険の特約としてサービスが付加されている場合もあります。いずれの場合もチェックポイントは大きく分けて以下の5点です。

①給付要件

「給付要件」とは簡単に言えば「どういう状態になれば保険金が出るのか」ということです。

・介護保険金を受け取れる「所定の状態」とはどのような状態か?
・所定の状態がどれくらいの期間継続したら給付が受けられるのか?
・受け取り期間中に「所定の状態」に該当しなくなった場合に、保険金の受け取りは続くのか、停止するのか?
・介護への給付以外にどのような場合に保険金を受け取れるのか?(例えば死亡や入院、通院など)

②給付額


・介護保険金や介護年金は、いくら受け取れるのか?
・年金の場合、いつまで受け取れるのか?

③保険期間

「保険期間」というのは保険金が受け取れる期間ではなく、言わば「その保険の有効期間」のことです。

・保険期間は一定期間で終わるのか、あるいは一生涯か?

④保険料負担

「保険料」とは、その保険を有効にするために支払う費用です。

・保険料はいくらを、いつまで払い込むのか?
・途中で金額が変わるのか、あるいは定額か?
・保険金や年金などを受け取る「所定の状態」になった以降の保険料負担はあるのか?

⑤他の保障とのバランス


・死亡保険や医療保険など、他の保障とのバランスはとれているのか?
・公的介護保険を踏まえた保障となっているか?

などとなります。
①~④については、保険会社の方から説明があって当然ですが、もし説明不足を感じたり腑に落ちない箇所があれば契約を急ぐことなく、しっかり確認して納得してから契約しましょう。
意外と見落としがちなのが⑤です。既に加入している生命保険や医療保険に「特約」という形で介護に関する保障が付加されているケースが多いので、同じ保障になってないかどうかの確認が大事です。勿論同じ保障内容であっても、その分受け取れる保険金も増える訳ですからダメという訳ではありません。ただ、保険料負担の問題もあるので、いずれにしてもしっかりとご自分の保険加入状況を加入しておいたほうが良いですね。

保険は、公的保険でも民間保険でも基本的には「計算式」からはじき出されています。介護になるリスクや死亡するリスク、病気になるリスクなどを現在年齢や性別から判定して、保険料や保険金をはじき出します。よって同じ年齢性別で同じ保障内容であれば保険会社ごと、保険商品ごとに保険金や保険料が異なるということはあり得ません。しかし現実的には全く同じ保障内容の保険商品と言うのはまずありません。それが保険金や保険料の違いとなって「割高感」や「割安感」という思いにつながるものです。「保険料が高いなあ」とか「保険金が少ないなあ」と考えるのではなく、「その保障内容が自分に合っているかどうか」というポイントを重視していただければ、保険には損も得もありません。

それらを踏まえた上で、ご自分の、あるいはご家族の介護に対する備えを考えていきましょう!

この記事を書いたプロ

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ファイナンシャルプランナー 長谷川泰且

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