コラム

2015-10-19

遺言を書く時の注意事項をいくつか挙げました。

みなさん、こんばんは。
ファイナンシャルプランナーの長谷川です。

今日は『遺言』を書く時の注意事項をいくつか挙げてみたいと思います。

この仕事をしていると、『遺言』について質問をうけることはよくあります。昔に比べれば遺言の認知度は飛躍的に高くなっていますが、実は遺言を遺す方は10人に1人いるかいないかです。つまり実際の遺言の現場を体験した人はごく少人数ですので、まだまだ誤解されている方が多いなあというのが実感です。

『遺言』には3種類あります。


まず、『遺言』には大きく分けると3種類あります。
公正証書遺言
秘密証書遺言
自筆証書遺言
の3つですが、(あくまで私の私見ですが)『秘密証書遺言』は殆ど書く意味がありません。紙面の関係で理由は省略しますが、機会があれば書きます。という訳で『公正証書遺言』あるいは『自筆証書遺言』の2つのうちどちらかという事になります。

一般的には『自筆証書遺言』は費用がかからず簡単に作成できるが無効になる可能性がある、『公正証書遺言』は費用は高いが秘密を堅守することができる、と言われています。勿論このような理解で大体は合っていますが、一部誤解がありそうな部分についてコメントします。

『自筆証書遺言』について。


まず『自筆証書遺言』について。
費用についてですが「全く費用がかからない。」というのは正確ではありません。自筆であるが故に記入に関しては様々な規制がありますから、せっかく書いた遺言が無効になるのを防ぐために弁護士か司法書士に確認してもらうことをお勧めするからです。費用はせいぜい数千円だと思いますよ。
また、遺言の内容や存在そのものを秘密にできるのはその通りですが、書いた人が突然の不慮の事故などで亡くなった場合、遺言そのものが誰の目にも触れずに遺産整理が始まる可能性があります。ですので、日記(エンディングノートとも言います)などに遺言書の存在を書き残しておいたほうがいいかもですね。しかし、遺言を最初に見つけた人が勝手に破棄したり内容を訂正されたり(訂正印は認め印鑑でいいので)する可能性もあります。悩ましいですね。

『公正証書遺言』について。


次に『公正証書遺言』について。
よく費用が高いと言われます。司法書士に払う費用と公証人に払う費用は必ずかかりますがせいぜい5~6万円だと思います。証人を依頼すると別途費用がかかりますが、合計しても10万円いくかいかないかだと思います。内容の正確さや管理面から考えると決して高額ではないように思います。あまりにも高い費用を請求されたら断ってください。良心的な司法書士はたくさんいます。
また、秘密が守られるかどうかについてです。実はいくつかある遺言の中でも唯一『公正証書遺言』のみ、遺言の内容を証人(2人)が知ることになります。証人は家族以外なら誰でも良いのですが、誰に証人を依頼するかがとても大事です。

結論


という訳で私の結論は、
『秘密証書遺言』・・・お勧めしません。
『自筆証書遺言』・・・書かないよりは書いた方がマシ程度。危なっかしいです。
『公正証書遺言』・・・もっともお勧めですが、依頼する司法書士や証人をよく考えることが大事です。
となります(しつこいですが、あくまで私見です)。

加えて申し上げると、遺言以外の相続対策なども行う場合は、窓口を一本化しておかれると良いでしょう。遺言書はだれだれの司法書士に、相続税対策はどこそこの税理士に、なんて事になると当事者本人も大変ですし遺された遺族の方にとっても負担が増えて大変です。一本化した方が費用も安くなります。

①まず、遺言書を書くかどうか決めてください。自分の資産の整理にもなりますので。
②誰に何を遺すかを大まかに決めてください。
③信頼できる証人を探してください。お金を払って選んで頂く方法もあります。
④信頼できる司法書士を見つけてください。

以上です。
思いつくままに書いたので文章が乱雑になってしまい申し訳ありません。

みなさまのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いたプロ

くらしのデザイン研究所 [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 長谷川泰且

神奈川県相模原市南区鵜野森1-32-21-205 [地図]
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